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方言の中の敬語の多様性
国内各地には,それぞれ固有の方言(地域言語)がある。そして多くの方言には,それぞれ独特の敬語がある。 例えば,関西地方では「~はる」が,全国共通語の「~れる・~られる」と似た意味の尊敬語として広く用いられる。これは,例えば「うちの父さん,家にいてはります」というように,全国共通語の尊敬語とは異なって,自分側の人物について述べる場合にも用いられる。 この例のように,方言の敬語は,全国共通語の敬語とは異なる場合も多く,それらは,言語表現の形や意味の上での多様性だけでなく,それらの使い方の上での多様性も持っている。方言のこうした多様な敬語は,方言一般と同様,その地域に既に定着したものであり,そこでの言語生活に欠くことのできない,多様で豊かな言語表現を作り上げる。 また一方では,全国共通語の尊敬語・謙譲語等に当たる言語形式を備えず,敬語が希薄だとされる地域もある。例えば,東北地方南部や関東地方北部などである。しかし,この地域においても,例えば「そだなし・そだのう」などの文末表現やそれらの抑揚(イントネーション)が,相手への丁寧な気持ちや改まった気持ち(全国共通語の「そうでしょうねえ・そうですね」のような意味)を表す言語表現として用いられる。敬意表現の一つの姿である。 本指針の第2章,第3章では,全国共通語の敬語を中心に述べることになる。しかし,以上に述べたような方言の敬語の存在,それらの形や使い方の多様性は,それぞれの地域社会の日常の言語生活を豊かなものにする上で,欠かせない重要な働きをしている。全国共通語の敬語と並ぶものとして,将来にわたって大切にしていくことが必要である。
このページは、文化庁文化審議会の答申「敬語の指針(PDF)」を基に作成しています。
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手紙 挨拶文 文例
手紙・挨拶文の文例その① ・贈答の手紙 ・お祝いの手紙 ・お礼状 ・お見舞い状とその返事 ・案内、招待、勧誘の手紙 ・通知、挨拶の手紙 ・年賀状、寒中見舞い、残暑見舞い、クリスマスカードなど
手紙・挨拶文の文例その② ・依頼文 ・依頼、勧誘を断る返事 ・催促、苦情、抗議等の通知 ・詫び状 ・照会、お問い合わせなど
手紙・挨拶文の文例その③
・結婚に関する手紙、縁談の申込、断り方 ・葬儀に関する手紙、喪中欠礼など
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